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現在、当院の1日の症例は外来約100件、入院約20件です。
あわせて1日120件の症例を獣医師4-5人で診るのです。
つまり単純計算でも一人あたり1日25件の症例に出会うことが出来ます。
ただしこの中にはワクチンやフィラリア予防も含まれるので病気は正味1日10件です。

私は臨床獣医師の力量を決定する要因の主なものは症例数だと思っています。
だからこそ、代診時代から症例がたくさん診れる病院を渡り歩きました。
そして現在に至るのです。
たくさんの症例を診る=経験を積むことです。
そして経験を積むことで”勘”がやしなわれます。
臨床の場ではいかにその症例を経験しているかが重要なのです。
机上の空論は必要ありません。
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だったとします。
経験のない新人獣医師(年寄りもいるかも?)は”高血糖だから糖尿病です”って即、
診断してしまうかも知れません。(猫の血糖値の正常値は100くらいだから2.5倍高いのではありますが…)
でもほとんどの場合、興奮による高血糖なのです。
実際に糖尿病じゃないのにインスリンを毎日打っている(打たれている)動物が、
具合が悪くなって来院したこともあります。
教科書には猫は興奮で血糖値が上がるって書いてあっても、
どれくらい上がるとかの基準はありませんし、
病院に来た猫のほとんどが興奮状態にあることは経験者でなければわかりません。
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こんな高値では死んでしまう、即入院です!
点滴して電解質を補正しましょう!なんて言う獣医師がいます。
でもアジソン病では電解質補正をしても、なかなかカリウムの値は下がらないし、これくらいの高値が普通だったりします。
だから、通院で内服の治療で充分なのです。
開院以来、アジソン病なんて見たことがない病院ではこのような経験は出来ません。
でも教科書には必ず載っている病気です。
アジソン病は決してポピュラーな病気ではないことも知らない獣医師が大勢います。
これだけ多くの症例が来る当院でも年間に1例あるかないかの症例です。
これらのことは、経験以外の何者でもありません。
経験しなければわかないことです。
成書にはあまり書かれていませんから。
いかに経験することが大切かは賢明なあなたならおわかりでしょう。
ノア動物病院では、以上ことがきちんと理解できたあなたの力を借りたいと思っています。
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