
当院にはこれまでたくさんの新卒獣医師が入社し、一緒に仕事をしてきました。もちろん、他院で臨床を経験してきた獣医師もたくさん受け入れてきました。そんな中で、将来活躍できる獣医師になれるかどうかは最初の1週間も一緒にいれば判断できてしまいます。その要素で一番重要なことは、何と言ってもコミュニケーション能力です。
私たちの相手は動物ですが、ご存知の通り、動物は言葉をしゃべることができません。私たちの真の相手はその動物の飼い主さんなのです。飼い主さんとどのような会話ができるか?飼い主さんにどのような提案ができるか?飼い主さんにわかりやすい説明ができるかどうか?はある意味、獣医療より重要なことです。
しかし、飼い主さんと共に考え、様々なことを決める能力を最初から身につけている新卒獣医師がいるわけではありません。ここは、研修先の動物病院で身につけるしかありません。今どき、どこの動物病院でもそれなりの獣医学を学ぶことはできます。ただし、あなたがこの先、何十年も臨床獣医師として活躍できるか否かはあなたが素直な心で、研修先の教育システムを受け入れるかどうかにかかっています。
よく、大学の研究室が臨床系ではないけれど大丈夫かどうかを気にする学生さんもいますが、これは臨床の現場ではほとんど関係ありません。大学で臨床を学んだとしても、一般の動物病院で行う一次診療とは異なるものなのです。前述のようにコミュニケーション能力が大切なので、よほど接客のアルバイトをしていた方がいいのです。素直な心とは、先輩の話を聞いたり、成書や雑誌を読んだり、文献を調べたり、といったことを自分自身で受け入れる、ということです。
あなたは社会人として、仕事をする場所にいるのです。賃金という対価をもらって、会社(動物病院)の一員として社会に貢献するのです。この点は学生とは大きく違うところです。
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